おのさん目当てにレズものをはじめてみた女子。はじめてみるレズの絡み合いにドキドキ。彼氏がいるレズという不思議な設定。予行練習を口実にどんどん深みにハマっちゃうやつだなと。
すごくよかった…あとからじわじわきてる…いい作品だった。
最後はかをりちゃんだけでなくみんながいることに気づく公正。でもそれはかをりちゃんと出会えたから気づけたことでもあるんだな。誰か一人と良い関係が築けたとき、世界が変わって、他の人との関係も良くなるということを思ったことがある。
タイトルの嘘が種明かしされたとき、見てる中で少しもやもやを感じていた部分がスッキリした。ありきたりな表現になってしまうけれど感動。かをりちゃんのあの自由さや今を全力で生きている感じは残りの時間を後悔しないように生きようという思いからきていたのかと。かをりちゃんという人がもっと好きになった。
かをりちゃんは見ている人の心に残る演奏をしたいとか死んでも忘れないとかそういうセリフが印象的だった。
そこで思ったことは、人生で誰かの心の中に住んだり、忘れられない存在になれたら幸せなんだろうなと。
かをりちゃんの時間は短かったかもしれないけれど、そういう意味では幸せだったのではないかと思った。
もう一回見直したら、また見え方が全然違うんだろうなぁ。また見たい作品。
公正ママこれだけ厳しく当たるのは何か理由があるのかもしれないと思ってはいたけれど公正の幸せを思ってだったとは…泣かされた。自分の人生、残り時間が少ないと知ったとき、大切な人に適切な行動をとれるだろうか。悲しみや焦りで大切なものを見失ってしまうんだろう。将来のことを考えるあまり今の公正を苦しめてしまっていたのだな。
過去との決着。お母さんが教えてくれた音楽を通して出会えた人たちがいると過去を捉えなおし肯定したところに感動した。
過去は変えられないけれど、捉えなおすことはできるという言葉を思い出したなぁ。
話は少しずれるかもしれないけれど、過去をこうやって捉えなおすことができるのは今の自分を好きになれたからだろうなとも思った。
だって今が充実していたら過去なんてどうでもよくなるもんね。
公正の場合かをりちゃんとの出会いから世界が変化していった。
紘子さんが語る公正ママ像に実はそんなに悪い人ではなかったのかもしれないと思い始める。
公正とかをりちゃんが二人乗りしてきらきら星を歌っているシーンが好き。
かをりちゃんの演奏を終えた後のシーンで死んでも忘れないって言葉が印象的で音楽だけではなく日々の生活でもかをりちゃんは今この瞬間を全力で生きているって感じがする。それゆえに儚さも感じるところもある。今後の展開は知らないけれど病気から察するにって感じでいろいろ想像してしまう。
とびこむシーンがよかった。