藤堂が率いる一団も古臭い印象があったけれど、今回のホテルジャック犯は更に古い印象を受けてしまう。ルルーシュは彼らの「日本人がまだ死んでいないことを知らしめる」考えを古いと言ったけれど、ナイトフレームが無双する世界では彼らの行動や格好は時代遅れとしか感じられない。
ルルーシュが正義の味方を目指すと宣言した時は、格好とのギャップでちょっと笑ってしまいそうになったけれど、後の演説と併せて考えれば対ブリタニア戦線を継続していくにはとても大事な考え方であることが判る。
ジャック犯がやろうとしたのは日本人の魂を見せつけること、ゼロと出会う前の扇達が目指したのは日本の土地を取り戻すこと。対してルルーシュは最初から戦争を仕掛けなければブリタニアを倒せないと知っていたが、前回の戦闘で自分一人では限界があることを知り、黒の騎士団結成に至った。
けれど、あのメンバーや日本人だけでブリタニアに勝てるのかというとそれも無理な訳で。国籍に関係なく助けるパフォーマンスと弱い者を救う趣旨の演説をすることで日本人以外も味方にする余地をこの段階で作り出していたということかな
自ら戦場に突貫するなど強行的態度が目立っていたコーネリア。そんな彼女にとって最大の弱点となりえるユーフェミア。
コーネリアがジャック犯に対して慎重に行動していた理由をルルーシュがすぐに察せられたのは、同じようにルルーシュも最大の弱点としてナナリーを抱えているからだろうね。王宮で育ち、最愛の妹を守りたいと思う者同士のルルーシュとコーネリア。今のところ1勝1敗か