恵那の告白の返事は大学に合格してからとの約束に。大学受験はただでさえ精神が追い詰められていくイベントなのに、受験に掛ける想いが更に強くなる理由が増えていく
瑛太だけでなく美緒も大学合格したら自分の想いを全て相手に告げる決意を固める。けれど同時に瑛太と美緒の志望校が擦れ違っていることが判明。会場の一斉に紙をめくる音や鉛筆が鳴らす音はもう後戻りできないことを示しているかのよう
ただ、志望校が異なることで二人の関係に多大な影響があるのかと言えば、進む先が異なっても関係が続いていく陽斗と葉月の例や疎遠になったと思われた中島からの電話が再びあったように、大学が違ったとしても瑛太と美緒にはそれ程影響は無いのだろうなと思わせる。
なら、二人にとって問題となるのは受験に合格して想いを告げられるかどうかだけど、その点もラストの描写を見るに大きな問題はないのかな。
恵那の表情は受賞を物語っているし、美緒は合格通知が映し出された。瑛太の口角は喜びを示しているようだけど、捻くれた彼のことだからまだ判らない。そもそも不合格だったとしても恵那から告白され、美緒からも想いを告げられるだろう状況で何も言わないでいられるような人間ではないだろうけど
試験中の二人のモノローグ地味た会話などと併せて考えると瑛太と美緒の間にはもう何のハードルも無いように思えるのだけど……。あるとしたら恵那がどう出るか、なんだろうな