やはり前回ラストの瑛太の口角はミスリードだったか。それよりも恵那が応募した作品ではなく、恵那を撮ったものが金賞になっていたのも驚きだけど
卒業式でしんみりとした空気の中、皆と違う制服でうつむいたままの瑛太は結局この学校に馴染めないままに終わってしまったのだと認識させられて、少し悲しくなってしまった。
けれど、そんな瑛太が「まだここでやることあるから」と恵那の元へ向かい、恵那から特製の卒業アルバムを貰うシーンは良かったな。又、約束の合格は出来なかったのに、恵那の告白に対し自分の気持ちを話す姿は彼の誠実さを感じさせた
だからこそ、恵那も泣きたい気持ちを瑛太の前では我慢したのかもしれないね
そして全てをはっきりさせるために美緒の元に向かうのかと思いきや、陽斗と一打席勝負する流れに。6話での勝負や大学受験に合格したら気持ちをはっきりさせるつもりで居た瑛太にとって、このまま美緒に想いを告げるのは躊躇いが有ったのか。どこまでも生真面目な男である
そんな躊躇いを見抜いたのか、陽斗は瑛太をバッターボックスに立たせてホームランを打てと要求。打った打球がいつの間にか飛行機雲と重なりどこまでも飛んで行くような情景には心打たれた。……この流れで約束に間に合わず美緒に想いを告げられない展開になってしまうのはちょっと鴨志田先生らしいなと感じてしまった
それでも最後には大学で再会。思いを告げ合い、歩み寄る姿は長かった二人のすれ違いがようやく解消されたことを示しているように思えた