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とても良い

勢い付けてエリアスのもとに帰ってきたものの話すタイミングがつかめないチセ。離れたことで様々な部分が見えてきたり感じられたりしたけど、それを携えて戻ってきたからってすぐにその感情を伝えられるわけではない。だから温室の中での順を追った会話が必要になってくる

原作を読んだ時は気づかなかったけど、温室での会話中にチセの座り位置って少しずつ変わっていたのね。静止画で見て気付かないものでも、動画で見れば随分分印象が変わるものだ
最初はエリアスと横に並んだ形で話し始める。ここでチセは自分は美味しそうだったかとエリアスに聞くけどこの時両者は接してすら居ない。
そこで記憶を消そうとするエリアスを止める形でエリアスに抱きつくチセ。この時、チセが思ったのは「勢いって怖い」、つまり突然の事態に両者は勢いをつけすぎて近づきすぎてしまった。だから、チセは怖くないのかと聞かれて自分の想いを話す中でエリアスに背を向ける形で一度距離を取り直すようにに膝に座り直す。
怖いのはエリアスから手を離されること、人間は嘘を付くけどチセは信じるとお互いに言葉を向ける中で半身向き合う形に
エリアスが抱えた想いの正体を「寂しい」と指摘しエリアスの本質を少し理解できたチセ。それを教えてくれたチセを人間の先生と評したエリアス。この中で要約二人は向き合う形になり、互いの関係性も魔法使いの先生と弟子、人間の先生と弟子と確たる形に
そういった変化を感じさせてくれた温室での会話はとても良かったなぁ

それでも一点だけ、チセが不満に思ったのはエリアスが自分のことを自分の口からそれ程話してくれなかったこと。チセがエリアスのもとに飛び込む勇気を手に入れても、エリアスはチセに全てを詳らかにする気はまだ無いんだろうな

人間の中ではエリアスを一番理解しているであろうサイモンが、エリアスを優しいと評したのは何となく意外な気がした



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