羽鳥チセは15歳の少女。
彼女は帰れる場所も、生きる理由も、そのための術も、何も持ち合わせていない。
ただひとつ、生まれ持った特別な力を除いて。
そんなチセを弟子として、そして将来の花嫁として迎え入れたのは、
異形の魔法使い・エリアス。
自然と寄り添い、悠久の時を生きる魔法使いの暮しの中で、
チセは大切な何かを少しずつ取り戻していく……。
これは、世界の美しさを識る為の物語。
素敵な世界観。
自然豊かな背景と音楽に癒される。
無力なヒロインが売られていく1話がツライけど、獣骨頭の異形に買われて結婚させられた後は、どんどん魔法使いとしてレベル上げしていくので、観やすくなります。
獣骨頭はもともとは人間も食べてたかもしれない(本人談)禍々しい存在なんだけど、人間になろうとして現在の姿になったらしい。特定の人間に化けることはできても、人間そのものにはなれない(現在の形状:触手キマイラエロ魔獣)。
ヒロインは異界が見える目を持ち、我が身を破壊するほどの魔力生成能力がある。ゆえに短命になりがちという脆弱な体質。
規格外れの二人が結婚して、だんだん本当の夫婦になっていく異種婚姻譚です。
魔獣や妖精の類がたくさん登場して、だんだんゲゲゲの鬼太郎的な楽しみ方ができるようになります。
使い魔の自分を人間と思ったた犬君とか私の大好きキャラです。家政婦のシルキーさんとかもいて、血縁無し家族みたいな風情もある。
1話がつらくて1話切りしてたけど、2期から観たら普通に面白かったわ。かなり面白かったわ。
ビッグダディって番組があったと思うんだけど、このアニメ見てて時々あれを見たときの不快さというと言い過ぎだけど何とも言えない感じを思い出すことがあって
たとえば実在の他人の生活とか家庭のありのままを覗かさせられると必ず幾らかは不愉快な感情が湧いてくるはずだと思うんだけど、そこまで描けてる作品ってあんまり無いと思うのですごいと思った(よく分からんけどすごい褒めてる)
原作準拠なんだと思うけど、ギャグシーンのデフォルメのノリが合わなすぎるとこがあって少し寒かったところがあった
エアリスがイケ骨すぎる。
あと挿入歌がいちいち良い。
8話の「アンノドミニ」が一番すき。
ストーリーがとてもよくて一期も二期もチセの成長と彼女の周りの人たちの温かさに気づいていく過程に涙が止まらなかった。作画、演出、音楽共に全てよかった。
話の内容に引き込まれる。
BGMが素晴らしい。
原作の再現度、否、昇華率が極めて高度。
漫画を原作とするTVアニメーションとしては、最高峰の出来栄え。
原作使用量と2クールという尺のバランスがとても良かった、余らずとも足りずとも云えぬ、程の良さ。
芝居、メインの種さんと竹内さんは勿論のこと、シグマ・セブン安元さんとピアレスガーベラ石田さんが特に好ましかった。17歳の母親役オフィスアネモネきっこさんもさすがの技巧。
原作漫画とアニメーションが別物となってしまう事も多いのに、此処まで歩み寄って、並び立つのは珍しい。どちらを先に摂取したとしても、薄れないんじゃなかろうか。
いつの日か原作が貯まったら、『学院編』もアニメ化されればな、と。
ストーリー自体は、この組み合わせではありがちかなという面もありますが、とにかく胸がきゅんとします!
なにより隣人がかわいい。チセの人間としての成長と、欠けている面が丁寧に描かれています。
音楽、作画、ストーリーどれもいい良作です。
チセと一緒に疲れた心が癒されていくような気持ちになれます。
とにかく風景などの映像がきれいで、このアニメを見ると壮大な気持ちになれます。ああ、私はとても広い世界の中にいるんだなって。出てくる動物や妖精たちが生き生きしていて、生命力溢れてくるようです。
妖精がみんなかわいい。
音楽は劇伴は良かったけど挿入歌的なやつは好みじゃなかった。
雰囲気が美味しいアニメ。