とてもつらい展開。
エリアスもルツも人の倫理観がギリギリの所で分からないでいる。最も失いたくないもののためにその友を犠牲にしようとした。しかもエリアスは、ステラへの嫉妬を生け贄にする理由にした。
人の倫理において、そんなことで限りある命を奪っていいはずがないというのに。エリアスがドラゴンではなくステラを選んだのは、ほんの僅かな恨みすらドラゴンに対しては持ち合わせていなかったからだろうか。
エリアスがチセに求めているのは、自分だけを見てくれる存在であること。それは究極の利己だけど、幼児のそれと同じでもある。その思いは純粋な心のコアではあるけど、押し通せば破滅を招くものでもある。エリアスがチセと寄り添って生きるためには、成熟した人の心を身につけて行かねばならない。
とはいえ、エリアスもルツもチセを助けるために差し迫った状況で、信念からの行動ではなく判断を誤ったのだろうとも思う。往々にして、肝心な時にこそ心の未熟さは露呈するものだから。また、正しさだけでは生き延びられない状況も、悲しいけれど存在する。
さて、目下はチセがどうやって生き延びるか。
カルタフィルスの取り引きに応じたようだけど、一筋縄というわけには行かないだろうし、茨の道が待っていそうだ。
エリアスのばかー、、ルツも付いていながら、、でもまったくもってわからんわけじゃないのがまた。
でも一緒に考えようって前回向き合えたのにこれはチセからしたらかなしくて許せないのもわかる。
エアリエルとチセの会話からのエアリアルの出番めっちゃよかった。
良い瞳だね、そして右フック。
チセとエリアスが決裂
結果的にエリアスの元を去ったチセでしたが、「今のあなたのそばには居られない」の言葉の通りこれは決別を意味するものではないのでしょう。
ここまで2人を見つめ続けてきた僕たちにとっては序盤のマシューとミナの関係を思い出さずにはいられないエピソードだったと思います。
カルタフィルスに唆されたとはいえ残虐な行為を行ったマシューに対してチセは責めたり断罪するような事はありませんでした。当人たちが望んだように風と共に円環の外側へ吹き飛ばすのではなく戻すことを選んだのは、その未来を残したかったからなのだと思います。
もはやチセの中で生死の区別は薄く循環する命の輪の中を巡る存在でありたい、孤独に自己完結した母のようではなく、エゴに巻き込み淀みとなったマシューのようでもなく、重荷を受け入れても共に生きて行きたい、手を取り合って並んで歩いて行きたいと多くの出会いの中で望むようになったのだと思います。
チセにもきっとエリアスの気持ちはわかっているのでしょう。でも彼の選ぶ先には望む未来は無く、だから危険だとはわかっていても新しい道を模索しにヨセフの元へと敢えて飛び込んでいったのかな、と想像しています。
私はワガママだな、なんてまた自嘲してるのかもです。
これまでの多くの人との出会いの中でチセが、エリアスが何を思い成長してきたのかその時々を思いながら2人が納得できる道が見つかるといいなと願うばかりです。
ふわー!ど、どうなるの、これ!? めっちゃ中身が濃かったよ!続きが気になるよ! ストーリーも良いし、音楽も良いよねぇ。昔なら迷わずサントラ盤を買ってたわ。終わるんだな…寂しい。
チセとエリアス、それぞれがやらなければならないことをした結果があまりに擦れ違っていて辛い。又、今回のメインではないけれどアドルフやマリエルも自分に出来ることを最大限やっているのにそれが報われておらず悲しい
でも行動の結果が報われないと取るか、充分な見返りが有ったと取るかはその人の気持ち次第でも有る。
ピュリスは樹に取り込まれた自身の姿を人に手を差し出した「証のようなもの」と捉える。この考え方はチセに少し似ているし、ピュリスの有様をマリエルが納得しない点はどこかエリアスとチセの関係を彷彿とさせる
そう見るととマリエルがチセに宿ったドラゴンの力を利用してピュリスの呪いを解こうとしていた行為すらエリアスと被ってくる
しかし、マリエルとエリアス最大の違いはその思惑を行動に移すかどうか。
魔女の集会でもチセを助ける有効な手段が見つからないどころか、命の代わりになるものは命しか無いと言われたエリアス。チセへの依存が凄まじいことになっていたエリアスはこの時点で相当切羽詰まっていた為にマリエルの言葉に飛びついてしまったんだろうけど、そんなエリアスの焦燥をチセが察せられなかったのが悔やまれる
これまでも散々人間とは異なる価値観を示し化け物を思わせる面も見せてきたエリアス。彼がマリエルのように命を命で補う行為を躊躇するはずがない。
ただ、よりによってステラを選んだ理由に人間的な嫉妬の感情が含まれている故にチセはエリアスの選択を理解できる部分がありつつそれを実行できるエリアスが理解できない
化け物の面を見せたエリアスの傍を離れ別の怪物カルタフィルスと共に行くことを決めたチセ。
視聴者的には最悪の選択にしか思えないチセの行動。それでも、今回の選択の中でもチセが己の、そして二人の幸せを掴むためのものだと信じたいな
「今の貴方」という表現に再び二人が隣に並べる未来を期待しつつ次週を待ちたい
とても見てて辛い展開になってきた…
チセの気持ちも、エリアスの気持ちもわかる。
チセのキャラクタ的に、誰かの犠牲で救われる道はきっと選ばない。
それをわかっていてエリアスもこの道を選んだのでしょう。
信頼関係というか、コミュニケーションというか、わかり合うのって難しいなと。
それにしても、エリアスのチセに対する言葉が「ごめん」ってのはもうちょっとなにかあっただろ(笑)
まぁわからんでもないけどやっぱり駄目だろ
チセがどう感じるかより自分の思いを優先してる。
一緒に考えようともせずステラを生贄になんてそらカルタフィルスに付け込まれるわ。
エリアスもルツもチセが嫌がるのは解ってはいるんだろうが背に腹は代えられないだろうなぁ。
まぁやっぱり怒っちゃったんだけど。
カルタフィルスの暗躍具合よ。
コイツと決着つけて終わりだろうか。
一緒に解決策を探そうと約束するも
魔女の当てが外れてエリアス独断行動。
生贄は望まないよな。ステラとか余計に。
決別。カルタとともに消える。
ルフィおばさん優しい。嫉妬か独占欲か。チセの心には添えなかったエアリスと離れ、カルタフィルスの元へ行く
骨がだんだん頼りなく
チセの右フックがキマッた回
一番印象的だったのは、朦朧としたチセが出会うネヴィンのセリフ
「君を導いているのは君自身」
ネヴィンとの出会いが確実に彼女の糧になっているのがよくわかる。
お話の流れとして、“自己犠牲”に高い価値を置いているのは分かるし、エリアスの選択がチセの信頼を裏切ってしまったというのも解るのだけれど。
私はエリアスの選択を醜いものだとして切り捨てることができない。
チセが前回に言っていたように「やれたからやった」のと同じようにエリアスも「出来るからやりたい」と考えてしまったのだろう。長い生の中で初めて出会えたと思えるかけがえのないものを失う恐怖から“悪魔の誘惑”に乗ったのだなぁ。
そして一度喪失を経験したルツもまた同じ。
かつては「その男死にかけてるじゃん。なんでかって?そりゃ、お前が傍にいるからでしょ」と言い放ったエリアスが、チセの死の影に怯え、チセを裏切ったことを詫び、嫉妬し。人間臭くなってきたな…。
チセから見れば、魔女の頭領の「自己犠牲による死」は眩しく尊い物に見えるだろう。
でもそれを見守っている事しか出来ない側の苦しみはどうなるのか。
自己犠牲こそが人間を人間足らしめる行動だ、と言うのがこのお話のメッセージのひとつなのではあろうけれども、それもまたひとつの傲慢かつ思い上がりだよな…と胸が苦しくなった。
どうなっちゃうんだろう回
全体としてチセの物語だと思わせておいて、実体をエリアスの成長物語(というかエリアスが人間になる物語)にすり替えてる。上手いなぁ。
グーで殴るってよっぽどなんだろうなあ。スレ違いに悪意が介在してフラストレーション溜まる。早く続きを
ステラばっかり巻き込まれて巻き込まれ体質ですよね
魔女の集会に行き、エリアスが動く。
エリアスの企みに向かう智世、ステラに化けたヨセフと共に行く。