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とても良い

チセとエリアス、それぞれがやらなければならないことをした結果があまりに擦れ違っていて辛い。又、今回のメインではないけれどアドルフやマリエルも自分に出来ることを最大限やっているのにそれが報われておらず悲しい

でも行動の結果が報われないと取るか、充分な見返りが有ったと取るかはその人の気持ち次第でも有る。
ピュリスは樹に取り込まれた自身の姿を人に手を差し出した「証のようなもの」と捉える。この考え方はチセに少し似ているし、ピュリスの有様をマリエルが納得しない点はどこかエリアスとチセの関係を彷彿とさせる
そう見るととマリエルがチセに宿ったドラゴンの力を利用してピュリスの呪いを解こうとしていた行為すらエリアスと被ってくる

しかし、マリエルとエリアス最大の違いはその思惑を行動に移すかどうか。
魔女の集会でもチセを助ける有効な手段が見つからないどころか、命の代わりになるものは命しか無いと言われたエリアス。チセへの依存が凄まじいことになっていたエリアスはこの時点で相当切羽詰まっていた為にマリエルの言葉に飛びついてしまったんだろうけど、そんなエリアスの焦燥をチセが察せられなかったのが悔やまれる
これまでも散々人間とは異なる価値観を示し化け物を思わせる面も見せてきたエリアス。彼がマリエルのように命を命で補う行為を躊躇するはずがない。
ただ、よりによってステラを選んだ理由に人間的な嫉妬の感情が含まれている故にチセはエリアスの選択を理解できる部分がありつつそれを実行できるエリアスが理解できない

化け物の面を見せたエリアスの傍を離れ別の怪物カルタフィルスと共に行くことを決めたチセ。
視聴者的には最悪の選択にしか思えないチセの行動。それでも、今回の選択の中でもチセが己の、そして二人の幸せを掴むためのものだと信じたいな
「今の貴方」という表現に再び二人が隣に並べる未来を期待しつつ次週を待ちたい



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