数多の嘘で作られた行き来できない境界線とそれを飛び越えてくる本当の言葉
ルルーシュとスザクの関係は友達という嘘の裏ではゼロとラウンズとして敵対している。けれどシャーリーを助ける場面では一瞬だけ昔の二人に戻る
ジェレミアも「オレンジ」という嘘の言葉によって人生が崩壊した人間であるため、いざルルーシュと対峙しても過去の一件から敵だと認識されてしまう。けれど、彼が血を流しながらも語った本当の言葉はマリアンヌへの忠義。
その言葉からルルーシュは敵対していたジェレミアを仲間だと受け入れることが出来る。
他にも対立を乗り越えて再び繋がる扇とヴィレッタや、もう許すことなんて出来ないと考えていたスザクに届くシャーリーの言葉やら境界を越える様子が幾つも
ただ、注意しなければならないのは飛び越えた先にいる人は必ず歓迎してくれる訳ではないこと。
ロロがシャーリーを殺した理由は、彼女がルルーシュとロロのみで構成された世界に飛び込んできてしまったから。天涯孤独な育ち方をした故にルルーシュ以外を受け入れる気がないロロにとって、仲間に入れてと言ってきたシャーリーは邪魔者。他人の命を軽々しく扱い、シャーリーがルルーシュにとってどれほど大切な存在下理解できないロロだからあっさり殺してしまう
マオ襲撃の際はシャーリーとの関係性を失うだけだったルルーシュ。今回はシャーリーそのものを失ってしまった。第二期になってから目の前で大切な人を失う、奪われる展開が続くルルーシュ。C.C.への依存が更に高まりそうな、そんな展開。