ナナリーの危機にルルーシュが頭を下げ踏まれても抵抗せず、ただただナナリーの安全を願ったことでスザクも歩み寄りの姿勢を見せたことで二人の道は再び交わるかと思いきや……
あの場面でルルーシュは普段の彼に比べればかなりの反省を示しているんだけど、本心を全て話しているわけではない。特にユーフェミアの死やスザクに掛けたギアスの真相については事実から遠く離れた、どちらかと言えばスザクがイメージする「悪人ルルーシュ」がやりそうな理由を提示している。
もしかしたらルルーシュが「これ以上嘘をつきたくない」と言いつつ真実を隠しているのは、あそこまで頭を下げておきながらスザクとの和解を考えていないから?
C.C.の助言で味方を求めてスザクに会いに来たはずのルルーシュ。「これ以上の何も要らない」という台詞の「これ」の中にはもうスザクとの友情は入ってないんだろうなぁ
又、今回ルルーシュにとってスザクが裏切ったような形で物別れに終わったのはスザクがルルーシュに嘘をつく(ような)展開が必要だったからだろうか?
前回までの状態ではルルーシュがこれまで数多くの嘘をつき、スザクとの友情を裏切ってきた背景があるためにこのまま和解しようとするとルルーシュだけが一方的に悪いということになってしまう。それはそれで事実なのだけど、二人が同じ目線で和解するためにスザクにも落ち度があったと見えるような描写が必要とされたのだろうかとカノンに責められるスザクを見て感じた
直前の描写、再びの東京決戦、ルルーシュの精神状態と第一期のブラックリベリオンを思い起こさせる状況。唯一最大の違いはそんなルルーシュの隣にC.C.が居ないことだろうか