突如部活に乱入し立花に一目惚れし綾乃をぶち倒した挙げ句颯爽と去っていく薫子のインパクトはなかなかのもの
今回の話では綾乃がバドミントンをする理由の動機付けを遣り直した回と見ることが出来るかな?
僅か二歳でバドミントンを始め以後は全国大会10連覇を果たした母とひたすらラリー。だから母親とのコミュニケーションは必然的にバドミントンが必要不可欠となり、いつの間にか弱い部員を見下すようになる。そんな心理だから母親が突然出ていった理由を自分が弱かったからではないかと想像することしか出来ない。
だから、これまでの綾乃にとって母親の前でバドミントンをするなんて当たり前のこと過ぎて、母親が別の子供を育てていると知ってバドミントンを続ける理由を無くしてしまったんだろうね
そういった綾乃の心理状態を推測すると、今回なぎさが公園でバドミントンをしようと持ちかけたのは良い展開だったな
体育館でやればどうしたってそれは勝負になってしまい、綾乃の実力ではバドミントンを楽しむなんて出来ない。けれど、風が吹きコートエリアだって曖昧な公園でやれば勝負になんてならず純粋にバドミントンを楽しむことが出来る。その相手が最近自分がバドミントンを好きだってことを思い出したばかりのなぎさなんだから、同じように綾乃も自分がバドミントンが大好きで夢中になってやっていたことを思い出せるというものだし、そこに他の部員たちが混ざってくれば彼女らとの絆も出来る
バドミントンを続ける理由を無くしていた綾乃がバドミントン部に入部するにはこれ以上無いエピソードだった