原作の第二話に相当する話を今更やっているせいか原作と綾乃の心境が大きく変わっている
綾乃とコニーの有り様があまりに対照的。
入部したことで少しずつ部員から受け入れられてここなら仲間もできそうだと思い始めた綾乃。髪をいじり合ったりあだ名で呼ばれたり。そりゃ綾乃だってもっと受け入れて貰いたいと自分からお遣いだって志願するさ
対してコニーは唯我独尊極まれりといった印象
自分が北小町との練習試合を望んでおきながら勝手に出掛け練習にも遅れる。そして試合になればダブルスなのに「一人で勝たなきゃ意味ない」とペアの多賀城を無視して棒立ちになる。ここまで仲間を無視して自分勝手に行動するキャラは珍しい。これで実力が同世代で随一だというのだから尚の事厄介なタイプ
ただ、コニーの自分勝手さが目立つことで、逆に綾乃の異常性が影を潜めるのが面白い。今の綾乃はもっと皆と仲良くしたい、皆の役に立ちたいと普通のコトを望んでいる
そのせいか試合でも実力の高さが描写されることはない。綾乃・泉ペアの戦い方は割と普通に見える。まるで仲間を無下に扱うコニーだから強いかのように見え、仲間を求めてしまった綾乃が弱くなってしまったかのよう
色々と原作と違う展開だからか、この試合でコニーと綾乃が「仲間」についてどのような意味を見出していくのか非常に楽しみだったりする