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とても良い

原作そのままのサブタイトルなんだけれど、今回の話の内容をよく表していて秀逸と感じる。
しおを取り戻し二人だけの城を作るために努力するさとう。けれど、彼女の知らないところでしおの精神は危うさを増している。更には北埋川は叔母の存在に疑念を持ち始め、三星はしおとさとうの関係を知り、バイト先の後輩はさとうに劣情を抱く。
というかさとうのヤバさは比較にならないけれど、その周囲には何故これ程までにヤバイ人間が揃っているのか。真っ当に感じられる人間がしょうこかモブしか居ないって……。やはり類は友を呼ぶのか…

混乱する思考の中で母親の幻覚を再び見たしお。家族なら助けてくれるはずが、告げられたのは許さないという言葉。しおが記憶を閉ざしてしまったのはそのあたりに理由があると考えられるのかな
そして、さとうから誰かと話したかと聞かれて話してないと答えたしお。これは前夜の記憶を失ったとも取れるし、さとうに嘘をついたとも取れる。
出掛けるさとうに名残惜しげに手を伸ばしたのに、さとうの気持ちが変わらないと知るやゆっくりと手を離し、直後には笑顔を見せるしお。普通の子供であれば、成長して物分りが良くなったと捉えることも出来るけれど……。
クローゼットに隠された落書きのように彼女の心の内を窺い知ることは出来ない

しおを取り戻し、より確実な鍵をつけてハッピーシュガーライフを再び手に入れたさとう。けれど、その幸せな生活の崩壊はすぐ近くまで迫っているようにも感じられる内容だった



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