根津屋がマトモになってる……。元々は賑やかなキャラクターが事故や事件などによって大人しい性格になってしまう描写っていつになっても苦手……
これが封印派が狙う事態なのか。夢によって飢えや希望を奪い進化の力を無くそうとしているのか
根津屋の変わり様は立ち位置が中途半端なものになりつつ有った宗矢が封印派と対立する決定的な理由となりそうだ
そして変わったのは根津屋だけでなくオカルト研究会の雰囲気も。以前は突然現れた巨大猫に対しオカルト的な視点でワクワクと見ていたのに、今回は現実の日常生活に迫りつつある脅威の一つとして捉えているように見える
だからのぞみが宗矢の正体を指摘したのもそういった脅威への恐怖が有ったのかもしれない
それにしても宗矢とのぞみの遣り取りが非常に素敵。
到底信じられない話を明かした宗谷の言葉をあっさり飲み込むようなことはせず、かといって拒絶もしない。どちらかと言えば宗矢が陥っている事情を理解するよりも、宗谷の心を理解していくようなのぞみの態度はとても良いな。二人のゴメン、ありがとうの応酬。そして「街を守ってくれてありがとう」というのぞみの言葉
宗矢が何を守りたいかがはっきり定まった瞬間のように思える
これまではヒーロー達が地球を守る正義の味方、宗矢が地球を守るヒーローを攻撃する悪者という構図で本作を見ていたのだけど、閣下の登場によってその構図はひっくり返る。このような展開は水上先生ならではと言った所
次回以降の展開も非常に楽しみ