グランドパラディンと龍造寺隆を倒し最終回のようにも見えるけど、ラストに意味深に現れた兄貴の姿が気になるし、そもそも水上悟志作品ってことを考えればここから二転三転あってもおかしくないと思える
封印派や龍造寺の身勝手な理論による誰が地球を支配するのかという対立。それに対する宗矢のかつて兄がしたように街を守るという単純な想い。
街の人々が祈るように宗矢を見つめ、竜に立ち向かう今の宗矢の姿はどこからどう見てもヒーローそのものだね。かと言って正義の味方なのかと言えばそうではない。やっぱり彼は復讐者だし、そもそも正義を掲げていたのは封印派や龍造寺の方だ。
龍造寺岳蔵の話す優しさの在り方がどちらかと言えば宗矢を表すに相応しいように思えてしまう。宗矢は穏健派が掲げる愛の進化の在り方を体現しているのではないかと
宗矢の故郷を襲った竜の生まれ変わりではないかと疑問を残したまま砂となって消えた龍造寺。彼がここで退場してしまうのは予想外だった
後、残る問題は封印派と穏健派の対立だけ?それにしてはどうしても一瞬だけ現れた宗矢の兄貴の姿が気になってしまう……