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とても良い

もうバニーガール姿は無いと思わせてからの唐突な披露。咲太の気を惹きたいからって麻衣の行動はとてもあざとい。
でも今回のメインはバニーガールじゃないんです

古賀の悩みの原因を取り去ったは良いものの、咲太の行動があまりにも古賀、そして周囲に対して恋人の振る舞いと映ってしまったがために今度はどのように別れるかが問題になってしまう。
古賀は口では麻衣との仲を応援すると言い、綺麗に別れる形はとってもそれに反する古賀の本心は恋人では無い未来を望んでくれない

思春期症候群の厄介な点はそういった部分にあるのかな。
麻衣が空気として扱われた果てに自身を空気として扱いだしたら存在すら消えかけたように、古賀も望まぬ未来を避けるために過去に戻ったら咲太と恋人でない未来を拒否して進めなくなった。思春期症候群は発症者の意志に反して暴走してしまう
そういった意味では麻衣の為に咲太が麻衣を取り戻すために学校の空気に風穴を開けたように、古賀が咲太と恋人でない未来に進めるようにきちんと気持ちに整理をつけられる状況を作り出したのは良かった。

古賀は咲太と別れたくなくて自分が最終日を繰り返してしまったことを自覚していた。それでもそんな想いに未来はないから認められなくて、自分の気持ちから目を逸らし繰り返し現象など知らないフリをしてしまう。目を逸らして気持ちの整理をしないままだから、むしろ想いは大きくなって繰り返しは続いてしまう悪循環
咲太によって隠していた気持ちを引き出され、嗚咽と共に決して届きはしない告白をした古賀。その際、繰り返しの中では振らなかった天気雨が振った描写は、積もり積もった古賀の想いが清算されるかのようだった

ラストにはあの牧之原翔子が登場。偽カノとのあれこれが有った後に本命の相手と付き合えたと思ったら、昔の想い人が現れる展開ってちょっと少女漫画っぽい



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