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普通

大介は幼少期のトラウマ、自分が皆を危険に巻き込みかけてしまったという後悔と罪悪感、そしてネロの言葉をきっかけにして「いつか訪れる危機のために自分が皆を守らなければ」という考えに囚われてしまったのかな?
大介の凄い点であり同時に傍迷惑な点は自分が守るという理想を抱くだけで満足するのではなく、皆を守れるように自分を鍛え更に武器や非常食を備えていた部分か。ただ、それは皆がどう考えているのかという点をガン無視した行動でもあるので、迷惑がられるしウザがられてしまう

実際に異変が起き、怪物のようなロボが襲ってきた際に震え行動できなくなった描写には普通の少年っぽさを見ることが出来るのだけど、自分がロボに乗って戦う段階になると再び自分が皆を守らなければならないのだという痛々しい考え方が全面に出てしまう。人が死ぬ瞬間を見た直後なのにこんな思考をしてしまう彼はかなり重症に思える

それもこれも全ては彼がミロの言葉を基準点にし、他人の言葉にも耳を貸さず狭視野的に物事を見ているからか。ここまで自分が戦わなければと平時から考えている主人公も珍しい
ラストにはまるで大介の思考状況を象徴するかのように一部分だけくり抜かれて別世界に飛ばされたかのような街の姿が。

大介の狭視野的な部分が原因となって逆に皆を危険にさせ、糾弾されるシーンがあるかどうかは判らないけど、そういったシーンがどのように描かれるのかがこの作品全体の評価に繋がってきそうな気がする



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