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良い

王位継承権第一位の王女と親しい貴族の領内に踏み入って、領主を連行した上で拷問するとは……。それどころか一時はメルティにも手を出そうとしていたし、いくら何でもあの貴族は短慮が過ぎるような……

初登場時のメルティは年相応の顔を見せていた。それが自身はの正体を明かし尚文に王族として相対した辺りから大人びた一面も見せるようになった。まあ、それは尚文の意固地過ぎる態度によってあっさり崩れたのだけど(笑)
そんなメルティの表情は前回、そして今回と幾つもの変化を見せたね。
なかなか自分を認めようとしない尚文にムキーッとなった顔。自分の国の兵士がラフタリア達、亜人に酷いことをしたと知り王族として罰することを宣言した際のきりっとした顔。ライヒノットに盾の勇者と旅をするようになって良い方向に変わっていると言われ赤面した際の顔

でも、そんな彼女が最も変化したのはやはりライヒノットの領内へ別の貴族が入り込んできてからの一連の場面か
メルティは前回、尚文に助けてと訴えたことで彼に受け入れられ一緒に旅をするに至ったのだけど、その状態はまだお荷物のようなもの。正式に仲間になったわけではなかった
けれど、今回の彼女は襲ってきた貴族からフィーロを隠すためにかくれんぼを提案し、ライヒノットや尚文達を守るために自ら連行される道を選んだ。
自分に何が出来るか、最善の方法を考え実行に移したメルティ。その誰かを守ろうとする行動は盾の勇者御一行と呼ばれるに相応しいものだったのではないだろうか
この瞬間からメルティは正式に尚文の仲間になれたような気がした。尚文も彼女の信頼を裏切りたくないと言っていたことだしね

自分の過去と向き合う中で復讐するチャンスを得たラフタリア。彼女はここでどのような行動を取るのだろうか?



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