まさか今回しか登場しない鬼に緑川さんを起用するとは。これは今後登場する敵の声優についても期待したくなるね
前回は妹を守るために冨岡に立ち向かった。それは炭治郎の覚悟を試すことになったけど、今回は覚悟を持つだけでなくその上に何を重ねられるかという点が試されていたように思えた
冒頭で炭治郎はタダで籠を譲ってくれるという男性に対して強情に対価を支払う。その後に籠も補強し非常に頑丈そうな作りに変えた。
この辺りの描写からは炭治郎の大真面目さを感じられる
そしてお堂から血の臭がすれば駆け寄り救助に当たろうとする。鬼に止めを刺さなければと考える場面では鬼が必要以上に苦しまない一撃を模索する
この辺りからは敵味方を問わない炭治郎の優しさを感じられるね
それらは炭治郎が普通の日常を生きるのであれば、抜きん出た強さや特徴となりうるものなんだろうけど、鬼と戦う世界に入りその上で禰豆子を守ろうとするのであれば不十分
禰豆子が人を喰った時にはその禰豆子を切る覚悟を固めなければいけないし、切っても首と胴体が別れても襲ってくる鬼を確実に倒す方法を身に着けなければいけない
そういった意味では山下りのシーンは印象的。
炭治郎は麓の家まで降りてこいと言われた際、「それだけ?」と疑問に感じる。山に慣れ、鼻が利く炭治郎にとって山下りなんて朝飯前
でもその山は炭治郎が知る山より空気が薄く、罠が張り巡らせれている。知っているようで全く知らない世界。
そこで炭治郎は罠の匂いを嗅ぎ分けるという新たな特技を身につける。日常であれば必要とされない力だけど、鬼との戦いであれば必要となってくる力
最後は炭治郎の帰還と冨岡の推薦によって無事弟子入りへ
内容としては地味なはずなんだけど、しっかりと面白さを感じさせる辺り流石はufotableである