礼儀や無礼は自分に帰ってくると言わんばかりの内容
炭治郎は鬼舞辻を追うか鬼になった男を抑えるかの二択を迫られた場面で、鬼舞辻よりも男を助けることを優先した。以前、禰豆子を助けたようにまだ誰も殺していない男を助けることを炭治郎は迷わない。だからといって鬼舞辻をタダで見逃すわけではなく、鬼舞辻の首に刃を振るうと宣告する
その鬼になったからと言ってすぐに殲滅する対象とするわけではない炭治郎の行動は珠世が手助けするきっかけとなる。そして、珠世との出会いは禰豆子を救う道に繋がっていく
炭治郎の礼儀有る行動が報われる
鬼舞辻は路地裏で酔っ払いとぶつかる。それだけなら何とも無かったが男は鬼舞辻の顔色を侮辱してしまった為に殺される。それどころか一緒に居た二人までも悲惨な殺された方をしてしまう。鬼舞辻への無礼によって三人は理不尽な死を迎える
そして、鬼舞辻は以前自分を追い詰めた男と同じ耳飾りをしている炭治郎を連れてこいと命令する。鬼舞辻は炭治郎にも無礼の報いを返そうとしている
うどん屋の店主も同じことか。彼は炭治郎が食べずに何処か行ってしまったことや禰豆子が竹を咥えたままで食べそうにない無礼を怒る。が、炭治郎がしっかり食べ美味しかったと伝えられることで満足する
炭治郎の礼儀を伴った行動で店主の怒りは収まる
珠世や愈史郎は鬼だが、鬼舞辻の呪いを外しているため他の鬼とは違う。人間社会に溶け込むために輸血と称して金を払った上で少量の血だけで生きている
人を鬼にする行為とて限られた場合に本人の意志確認を行った上で実施している
その礼儀を忘れない態度は炭治郎から信頼される切っ掛けとなる
そうして炭治郎と珠世、鬼を人に戻す為の秘密の協力関係が生まれたわけだけど……
そこから始まるのは二人の鬼に寄る無礼な急襲。炭治郎がこの二人に対してどれだけの報いを受けさせられるのか、次回の戦いが楽しみである