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とても良い

原作読んだ時はするっと読み飛ばしてしまったけど、後から思えば藤の家のお婆さんの台詞、それを受けての炭治郎の解釈は那田蜘蛛山で起こる事をかなり言い表しているね。
それも有ってか、今回の内容はそれぞれに相応しい振る舞いを考えさせられる内容に

長男タイプの炭治郎は善逸、伊之助とキャラの濃すぎる二人を御しながら目的地へ向かう。人が山へ飛んでいく光景を目撃しても「俺は行く」と真っ先に言うし、鬼殺隊士が襲ってきても相手を切る道は選ばない。
既に相応しい振る舞いを手に入れている炭治郎は揺るがない

伊之助は今回の話を通して振る舞いが変わっていく。
粗暴な言動こそあれ、お婆さんに親切にされたことや炭治郎に礼を言われたことで彼の中に温かい想いが生まれていく
鬼殺隊士が襲ってきた際、初めは相手を切ろうとするが炭治郎に止められたことで体術に切り替え、更には蜘蛛の糸を切る炭治郎に協力する。
登場当初のまっすぐ進むばかりで場にあった行動ができなかった伊之助が変わっていく。鬼を倒す隊士として相応しい振る舞いを手に入れていく

那田蜘蛛山を前にして座り込んでしまう善逸は相変わらず情けない。誰かの大切なものを守るわけでもない局面での彼の振る舞いは変わらない。
でも、振る舞いは変えずとも行動を変えることは出来る。禰豆子に一方的に想いを寄せる善逸は炭治郎が山に禰豆子まで連れて行ったことに憤慨して恐怖を忘れ駆けて行く
これが善逸にとって相応しい振る舞いなのだろうね

今回戦う鬼は蜘蛛の糸を使って相手を動かすタイプ。
糸で無理やり動かされるということは正しい振る舞いが出来なくなってしまうと同義。鬼殺隊士は同士討ちを始めてしまうし、炭治郎達は三人で行動していたのに鬼の圧で別れて行動する羽目に
鬼は平然とそんな事をする存在だから、冨岡も人と鬼が仲良くするなど無理だと切って捨てる

鬼は人から奪う立場であるはずなのに、累は「家族5人で幸せに暮らすんだ」なんて普通の人間みたいなことを言う
鬼の振る舞いとしてはちょっと考えにくい言葉。これが今後、どのような意味を持って描かれていくのか楽しみだ



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