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良い

麺つゆも出汁も知らずに今まで生きてきた桃の生活環境ってどうなってるの……?
だとしたら、デミグラスハンバーグを失敗でもあの形まで作ったのなら、桃は相当頑張ったのだろうね

ほのぼのしつつも伏線多めな本作、今回の話でシャミ子と桃の関係性が大きく変わりそうな要素が幾つも

シャミ子、魔力絶好調につき桃の潜在意識に潜ることに。この時、シャミ子が桃はそんな事言わないと反発したり、桃を洗脳することへの忌避感を示したりと珍しい反応
対立する陣営の桃にペースを崩されてばかりのシャミ子だけど、かといって桃を単純な敵とせず桃のアイデンティティを尊重している面が見えるね

桃も魔力がガッツリ減った影響から対立関係のシャミ子に協力を乞う流れに
これはシャミ子と関わる内にシャミ子が危険な存在ではなく、本質は皆が仲良くなることを願っているとか、自分を看病するために甲斐甲斐しく色々してくれる優しい性格であるとかそういう点を理解したからだろうね。
……もしかしたら、シャミ子が潜在意識を大掃除した事も関係しているかもだけど

相手と関わることで普段の調子を維持できない描写は今回も変わらずあるね
シャミ子は言わずもがなだけど、象徴的なのは桃の潜在意識に潜る闇ネタが「貴様と一緒にいると調子が狂うんだ!」。
桃は桃でシャミ子の為に試行錯誤したハンバーグを見られまいと慌てて走り出したら転んでしまうなんて珍しい一面が
相手と関わると碌な事にならない二人。でも、だからといって反発ばかりじゃ何も変わらない。ペースを崩してくる相手であっても関わり続けることで得られるものも有るんだろうね。「自分の駄目な所が人にバレることを怖がっていたら何時まで経っても前に進めません」というシャミ子の台詞はそれをよく表しているように思えた

シャミ子お決まりの台詞である「これで勝ったと思うなよ」を小声で言った桃は魔力吸収で弱り、看病されている。いつもと逆の光景。
ひっくり返り始めた二人の関係、それが今後どの様になっていくのか垣間見えるシーンだったね



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