肝心な部分が伝わらない事で破茶滅茶に展開していくストーリーが面白いね
イメチェンって見た目を変えて相手からの印象も変えることが狙いの代物なんだけど、あまりに見た目が変わってしまうと本人だと気付いて貰えない。そんなあたふたが描かれるAパート
成幸は逆ナンされていると勘違いしてしまうし、理珠は理珠で成幸の余所余所しさを親睦深まる兆候と勘違いしてしまう
でも、勘違いしたままの状況であってもいつものように成幸が勉強を教え、理珠はいつものように国語問題に躓く。普段どおりの関係性が維持されているのは面白いね
でも、やっぱり勘違いしたままだから、普段の成幸であれば理珠に直接伝えられないだろう想いを語ってしまう。それを契機に理珠も普段は聞けないだろう「今日の私、どうですか?」なんてストレートに聞いてしまう
結局成幸は「今日の理珠」をどう思うかをストレートに返せない。だから理珠も親睦が深まった気がしない。
それでも互いをどう思っているかがほんの少しだけ通じたこの展開は勘違いに因る役得かもね
Bパートではスピーキング習熟のため英語だけで会話することに
慣れぬ言葉で会話し続ければどうしたって本来の意図と異なる言葉を使ってしまう場合がある。それは成幸がうるかの下着を褒めたと思われたり、うるかを大切な恋人だと訴えてると思われたりする場面
前者は単純な聞き間違いだけど、後者は成幸の言い間違い。成幸が言い間違ってうるかが正しく聞き取る非常に珍しい展開
だからうるかも成幸が言い間違えてるなんて夢にも思わないしそのままの意味かと思ってしまう。成幸の「うるかは大切な勉強友達」という想いは伝わらず、「大切な恋人」と誤って伝わってしまう
いざという場面に弱いうるかとしてはもう逃げるしか無いわけだね(笑)
それにしても成幸の言葉を勘違いしてぐるぐる目になっておかしな行動を繰り広げるうるかはやはり可愛らしいね