ヌシの大蛇のために推理することになった琴子
ただし、その推理は通常の推理と異なるのが本作のポイント
ヌシが求めているのは事件の「真実」ではない。「上手く見つけてくれると良いのだけど」という呟きの「納得」だ
だから犯人の自供を基にした最初の推理では呟きの説明ができていないと受け入れないし、琴子が代わりに出した真犯人説も呟きと矛盾すると跳ね除ける
ヌシは呟きの不可解さに囚われたまま「納得」が出来ない
人はどんな「真実」を提示されようとそれが「納得」できなければ受け入れない
そういった意味では九郎が琴子に辛辣な対応をするのは、紗季との別れも琴子が自分を好きだという言葉も「納得」出来ていないからだろうね
琴子の本質を見極めるために後をつけた九郎。琴子のあの手この手の推理を傾聴するヌシ
両者が納得できる推理を琴子はどのように披露するのか……と思ったら次回は早くも鋼人七瀬編に突入するの?