先週に引き続き相手を納得させる方法を模索する琴子と紗季
琴子は九郎が自分を放って行方知れずである現状を納得できず、紗季も琴子が九郎の彼女だと納得することが出来ない
琴子は自分が九郎の彼女であると証明するために一緒に居る写真を提示するが、九郎の元カノである紗季には通じない。というか琴子の出現からして納得できない
けれど、紗季が納得できていないのは琴子の存在だけでなく、九郎が人外である点にも納得できていないのだろうね
対して琴子は九郎が居ない現状には納得できていないが、居ない理由については納得している模様。また、九郎が持つ人間の範疇に収まらない在り方についても平然と受け止めている
その納得しきった姿が紗季には九郎の傍に居るに相応しい人間だと感じさせてしまう
そして肝心の鋼人七瀬、或いは七瀬かりんの顛末
あれよあれよとスターダムを駆け上がっていく筈だった彼女が足踏みして死に至ったのは父親の事故死のせい。生前の発言や日記によって世間が「彼女が犯人」なら面白いと思ってしまったことが原因
それによってかりんはアイドルとして期待される存在ではなく、犯人であればと期待される人間に変わってしまった
そんな彼女だからこそ、亡霊のような形で再び現れれば世間は納得してしまう。復讐に来たのだと思ってしまう
けれど、刑事の寺田がそう思わせる裏の意図を推察する辺りは流石といった所。しかし、そこに本物の怪異が潜んで居る点を今回も紗季は納得させられない
本物であれ偽物であれ不自然な存在である鋼人七瀬。どのようなアプローチを取るにせよ、理解し納得するためには情報が必要となる
琴子と紗季がほぼ同時にかりんの死の真相について知ろうとする流れは推理モノらしくなってきて面白さが増してきたね