星咲祭、それは地学部の活動成果を示す場所であると共に皆に地学に興味を持ってもらう場所となる
学生が主体となるから大規模なものは出来ないけど、それでも工夫に溢れたものになったね
勿論、活動成果は本番だけでなく直前の準備にも表れる
地質班が行う疑似ボーリング調査、そこでは野球部に協力して貰った。その光景は「よく判んないけど面白い」と評される
謎多きクールキャラとして見られていた桜先輩の部活動に打ち込む姿は一種の成果となる
同時に桜先輩も協力して貰い、無事にボーリングが出来た事で「無理って決めちゃうのは勿体ないな」と認識させるに至る。
そういった経験を味わえたからこそ新聞部に素直に感謝の言葉を挙げさせたり、先生の失敗を大笑いしたり。そういった変化を桜先輩に齎したのかもね
惑星を手作りする天文班。あおは木星、モンロー先輩は月をこだわって作る。こだわって細かく作れるのは普段から観察しているからで
また、目の前にある月がモンロー先輩に天文を志す夢を話させるきっかけとなるのは印象的
本番の星咲祭では様々なパネル展示に実物展示、お菓子や飾り付けが登場する
それらはごちゃまぜで纏まりがないように見えるけれど、地質・天文と遠いようで近い別ジャンルが混ざり合っていることで結果的に楽しい空間が出来上がったのだろうなと思える
それらは学生だけでなく家族達も観覧する。両親などはこういった展示を通して地学部に居る我が子の活動成果を見られるというわけだね。
とりわけ、口下手なあおの成果を両親に見せられたのは良かったのでは
そしてラストには三年生陣から驚きの発言。時期や地学部としての成果を纏められた今なら妥当とも言えるけど唐突ではある。
イノ先輩は先輩から後輩への受け渡しをどこまで受け取れるのかな?でも彼女なら問題なくできそうだ
そういや、クラスメートが来た途端にメイド服を脱いでジャージに着替えた桜先輩の挙動が気になるのだけど、あれはクラスメートに飾り付けた自分よりも普段に近い自分を見せたかったとかそういう意味なんだろうか…?