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良い

無責任な議会を舞台とした真実と虚構の対決を前にして、紗季や視聴者に最後の情報が示される回
…その割に緊張感よりもコミカルな感じが目立っているのは意外な構成では有るけれど

紗季と琴子の回想によって語られる六花の人間性。二人が持つ紗季への印象がだいぶ異なるのは面白い
紗季は六花を恐れ関わらない方が良いと判断し、琴子は六花をコミカルに。けれど淡々と事実を中心に語る
六花への見方の違いはそのまま紗季と琴子のスタンスの違いへとなっているね

六花を過度に恐れず、かと言って過度に見過ごさず。だから琴子は一時期同居していた六花の企みを下手な憶測を交えずに推測することが出来る。
でも、六花の狙いを話している時に琴子が見ているのはむしろこの話を聞いている紗季なんだろうなとも思う

紗季と九郎の交際は既に終わっている。琴子は自分が寝ていた1時間半に何が有ったかと懸念するけど、それによって二人が復縁するとまでは思わない。むしろ紗季に六花の事情を知られても「痛くも痒くもない」と思う
まともな世界だけを見て生きると決めた人と評された紗季が九郎や六花の事情を知る意味はない

河童が恐れた九郎を見て逃げた紗季。色々思う所は有ったのだろうけど、今では九郎の隣に相応しいのは琴子だと理解している
だからここで紗季が裏側を知ろうとしたのは九郎を理解し復縁する為ではなく、彼と自分が異なる世界に生きているのだと納得する為
紗季は自分の中にある議会で九郎と自分の関係性について評決を取ろうとしているのだろうね

可能性に可能性を積み重ね鋼人を介してこの世の在り方を変えようとしている六花
秩序保つ知恵の神として鋼人が跋扈する真実を別の虚構に塗り替えようとする琴子
遂に解決編に突入する物語にワクワクが止まらないね



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