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良い

全てが十全に整った最終回ではそれぞれの行動よりもどうしてその行動を起こすのか、という点がクローズアップされているね
特に王選編に入って以来擦れ違っていたスバルとエミリアが「どうして?」を重ねつつ徐々に近づいていく描写はとても良い

それにしてもペテルギウスはしつこい敵だった。
でも、何度でも姿を変えて襲ってくる彼の姿はスバルに降り掛かった死に戻りの運命を体現しているよう
彼は魔女の寵愛を得る為に行動してきた。もしかしたらスバルもエミリアからの愛を欲するあまりこうなる未来も有ったのだろうか、なんて想像してしまった

でも、スバルとエミリアはペテルギウスとは決定的に違う。擦れ違っても会えば会話ができる
ヴィルヘルムの言葉や村人の対応、更に子供達からスバルの真意を垣間見たエミリアは改めてスバルの行動を振り返る
「どうして?」と考えてしまうのはやはりスバルのことを理解したい、関係を終わりにしたくないとの想いがあるからなのだろうね

再会したスバルとエミリアの会話は珠玉
二人は互いに自分が「どうして」相手の為に行動してきたのか、「どうして」あんな事を言ってしまったのか、そして相手と「どうなりたいのか」を話し合う
間違った言葉を正しい言葉に。間違えかけた関係を望んだ関係に
やり直しの果てにこの光景まで辿り着いたのかと思うと感動もひとしお

清々しい顔で「好きだよ」と言えたスバル、彼に「ありがとう」と伝えられたエミリア
全てが綺麗に終わったと思ったら……
最後の最後にとんでもない爆弾を放り込んできたなぁ……



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