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良い

どんな時代だろうと、自分の夢を掴むために一生懸命になる女性の姿というのは輝いて見えるものです
ただ、アルテが生きる時代は「女性が絵描きなんて」と思われるような時代

あまりこの時代のことを知っているわけではないけど、それでも作中描写からは女性が手に仕事を持つなんて可怪しいという感覚は充分に伝わってくる
それらはある意味時代が形作る常識。だからアルテが超えなければならない壁は非常に分厚いもの

その壁は髪を切ったくらいじゃ破れないし、きっと乳房を切り落としても難しい
なら必要なのは女が絵描きをしたいなんて言ってもどうせ本気ではないだろう、という認識を改めてもらうこと

思えば、レオだって回想からすると順風満帆に絵描きになれたわけではないのは判る
女性が絵描きになるのは難しい時代だけど、男なら簡単というわけではない。レオだって「物乞いなんて!」と突き飛ばされた事があった
レオの経験はアルテと重なる

アルテは一夜にして酷い仕打ちを乗り越えるわけだけど、これを持ってレオはそのまま認めた訳ではない。あくまでも本音を話し合う前提

最初の会話シーンでは椅子に座る親方とその前に立つ弟子志望という構図だったのが、アルテが本気であると知ったレオはアルテと同じように床に座り彼女の話に真正面で耳を傾ける
この話の中でレオは絵描きとしてアルテを認めると同時にアルテを一人の人間として認める

今回はまず絵描きになるどころか、話を聞いて貰うだけでも大変な目にあったアルテ
それでも滅気ずに絵が好きという気持ちを心の真ん中に置き、そして認められない悔しさをバネに一生懸命頑張り弟子入りが認められた。
それらの展開は王道的でありつつ、とても素晴らしいもの

アルテの父は絵を描いていればアルテの魅力に気づく殿方はきっと現れると言った
アルテは自分自身の力で生きられるように絵描きを目指したいと言った
レオの工房で活動する中でアルテが手にするのはどちらの未来になるのだろうね



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