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とても良い

姫の臨海学校について行き陰ながらフォロー。もしもに備えて避難訓練、お祭りではグッズを大量購入
父の労力は娘の知らぬ所で行われる
一方で娘の心も父に知られず隠されている

可久士は目に入れても痛くない姫を虐めの対象にしないためカブトムシを買ったり、インド人シェフを雇ったりと無茶苦茶な
でも、流石に母親が居ない点についてはフォローのしようがない
「ママに教わらなかったの?」の言葉を可久士が聞くことはないし、その心を知る事もない

考えても仕方ないことは現実逃避するしか無い。つまり目の前の現実から隠すということ
その行為は祭りのシーンで可久士が姫の視界からグッズを隠す行為に似ているし、ある意味姫が隠し事を知ろうとしなかった点にも通ずるもの

一方で目の前から隠されて居る事で意味を持つものもある
押し入れに隠された年齢の描かれた箱。まだ開けては駄目だと一目で判るそれは秘密が開かれていく楽しみになる
同時に可久士には押入れに隠されたそれらから既に隠された人の想いを知るきっかけとなる

本編後に描かれる未来の話。娘には隠されていた可久士の描く仕事が明かされると共に大きくなった姫は幼かった頃の自分の心も述懐する
本編では隠されていたそれらが明るみに出て、箱の中の箱が開かれるエピソードには心を打たれるね



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