アルテが男の世界で奮闘するこの物語。今回描かれるのは二つの要素。恋愛と初仕事
アルテが男の世界で絵師として生きていくにはまだ相容れない要素であるように思うけれど……
女性であるアルテはまだまだ入ってはいけない世界が幾つも有って、無理に入ってしまうと解剖現場のように不要な騒動に巻き込まれたりする
だからアルテは今回のように女性的な部分を隠すのが一番なのだけれど……
まさかここに来てレオにときめくようになるとは
レオってアルテが女性であるという先入観を持たずに一人の人間として評価した。だからレオはアルテを差別せずにいるのだけど、それが逆にアルテを女性として扱わず不用意な距離で接してしまい結果的にアルテの女性的な部分を引き出してしまうのは難儀な展開
一方、アルテの初仕事
こちらは初心者にありがちなミスかな。せっかく任された初仕事なのだから最良の結果を示したいと思う。けれど、それが誰かと組んでの仕事であれば我を出しすぎてしまっては不味い
アルテが正しく気付けた「客は何を求めているか?」
初仕事にしては上々の結果に終わったのではないだろうか?
それよりもやはり気になってしまうのはアルテの感情の行方
レオはアルテを正しく評価している。が、レオがアルテを評価すればするほどアルテの心は乱されていくような……
と言うか、自身の胸のときめきに対して「病気かな?」はちょっと無理のある反応じゃないかい?