話の中心をギャグ展開で進めつつ、しっとりとした親子愛を感じさせる描写で挟む展開の巧みさは相変わらず
と言うか、ギャグ展開だって偽名ネタからの姓名判断→占い→守護霊と繋げていく流れも流石としか
今回は可久士や姫の隠し事要素は少ないけど、代わりに目には見えない母親の存在を感じられる描写が随所に
年齢箱から溢れ出る母親からの贈り物、守護霊として見守っているかもしれないという期待、そして実際に母の目線から見たような景色
どの描写においても母親は登場していないのだけど、限りない愛情を感じられるね
こうして母親が存在しいなくても感じられる程の強い愛情を描いてくれると逆に気になってくるのが未来における可久士の消息
現代編ではとても無邪気で明るい姫が未来では瞳を曇らせている。何かがあったのではないかと不安に駆られるには充分すぎるギャップですよ
それにしても、六条先生がいい加減可哀想になってきたと言うか何と言うか……
どう見ても一人動物園にしか見えない振る舞いを隠れデートと思い込めるポジティブさはちょっと笑えないですよ……
いや、実のところ笑っちゃったけど