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良い

レオの過去や人間性に迫る、というよりもどうやって迫るのかというアプローチ法に焦点が置かれている回だった
そのためか、既に心が通じ合っているレオとウベルティーノがツンデレカップルのようにしか見えなくて(笑)

ウベルティーノとの交渉を任されたアルテ
でも、ウベルティーノから何の信頼も得ていない彼女には交渉の下地がない
だから、ヴェロニカの助力を得てまずは信頼される下地を探るわけだけど…
ヴェロニカの啓示が何とも印象的

アルテは運良くレオと出逢い女性ながらに絵師となったわけだけど、それで満足してはいけない。今よりも高い対価に見合う自分にならなければ
その為には絵師を目指す上で邪魔となった貴族の出であるとか女であることも利用する必要も出てくる
自分の価値を提示することで相手から信頼を得られるようになる

ウベルティーノへのアプローチを変えたアルテは割とあっさり気に入られたね
そもそもこのウベルティーノと言う人物は相手へのアプローチがはっきりしている人物。客の為にたくさんの絵画は並べるが、自分の為には並べない。絵の値段も市場価格を理解した上で注文している
相手が求める価値に対して必要な対価を提示する人物

思えばレオの師匠も同じタイプなのかも
「厳しくも冷たくもある人」というレオの評価。向上心ある人物には厳しく接するが、向上心がなければ何もしない冷たさ
この師匠も相手が必要としている価値に応じて対応を変えている
そんな人物が今際の際に価値とは別の尺度でウベルティーノにレオを頼んだ
ウベルティーノがこれを受け入れたのは偏に信頼に依るもの

レオとウベルティーノの二人は信頼に依って結びついているから文句を垂れ流しつつも離れない
価値を超えた先の信頼。だから何だかんだ相手を心配をしたりする

レオの事をもっと知りたいと思ったアルテ。レオを知る為にはレオに自分の価値を提示し、その先で信頼を得る必要がある
アルテの目標が一つ、定まったようだね



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