前回、今回と「かくしごと」というタイトルはトリプルミーニングだったのではないかと思わせる内容が続くね
それはそれとして一子を華麗に勘違いさせる可久士の言葉遣いには思わず笑ってしまったよ!
犬を飼う事と連載を始める事を似ていると感じた可久士
ここで志治が言うようにどちらも「最後まで面倒を見る」事が肝要
自分が向き合っているものに対して責任を持たなければならない
でも、考えてみれば可久士はこれまでずっと責任を持って姫に接してきた
だから姫が犬を飼いたいと言ってもすぐにはOKを出さないし、かといって姫の寂しさを紛らわせることが出来るならと思えばOKを出す
可久士はいつだって何が姫の為になるかを真剣に考えている
世間の飼い犬に対する厳しい声、子犬が貰われてしまったと知り顔を伏せる姫
そんな姫を前にして「犬くらい飼える普通の家庭だ!」と叫んで走り出した可久士の姿には親心が溢れていたね
けれど、可久士だけで姫の願いを叶えることは出来ず、義父が顔を出す展開はちょっと悔しいもの
Bパートでは漫画家の系譜というテーマを下地にしつつ、姫の母親についてかなり言及していたね
母親にとても似ている姫、受け継がれた子犬にピアノ、そしてレシピ
姫はその見た目だけでなく、様々なものを受け継いでいる
一方で母親不在のまま、母の系譜が姫に受け継がれていく描写には何とも言えないものが……
姫が寂しがらないようにと可久士は色々と試行錯誤しているのだけど、どうしても母親不在の違和感は埋めようが無いんだよなぁ…