あれだけ宇崎のウザ絡みを鬱陶しがっていた桜井。だというのに……
この展開はオーソドックスなものなれど、過去回想でまだウザくなかった頃の宇崎に対しても励ます桜井の様子を挟むことで、そもそも桜井は宇崎を放っておけない性格であることを示しているね
高校時代は桜井を怖がっていた宇崎
大学では宇崎をウザいと思う桜井
この両者はディスコミュニケーションを起こしているのだけど、基本的には桜井が譲ることで関係性が成立している。焼きトウモロコシに隠した助言、紙一重の愛情表現を受け入れ
だから今回も桜井は宇崎を褒めちぎる事で関係改善を図っている
でも、そんな事で落ち込んだ宇崎を完全に立ち直らせるなんて出来ないわけで、この二人の場合必要となるのは「遊び」や「楽しい」の共有になる。今回は花火大会を通してそれらの共有が描かれる
宇崎の巨大な胸部によって二人は互いの顔は見えない。でも桜井に宇崎の顔は想像できる。だから、その顔を元の元気なものとするために桜井は正面切っては言えないような素直な感謝を口にする。宇崎も余計な情報のない真摯な言葉を受け入れられるのだろうね
明日の遊びについて思いを馳せる二人の姿。これこそ二人にはお似合いの関係性であるように思えた