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とても良い

シンデレラに関するモチーフをふんだんに盛り込んだ本作、第一話から時計などを用いてステージで踊るアイドルやアイドルを志す少女達の状況を代弁しているね
特に時計の止まった養成所でひたすらレッスンを繰り返す卯月の様子はその傾向が顕著

止まった空間に居る卯月に悲惨さを感じないのは彼女の向上心がまっすぐに輝いているからか
プロデューサーが言った選考理由「笑顔です」はこれといって特別な特徴ではないのだけれど、その言葉を裏付けるかのように曇りない表情でレッスンを繰り返す卯月の様子は見ているものの心を明るくさせる

それが最も現れたのが凛の勧誘シーン
プロデューサーが向かい合って話すことすら難儀した凛と卯月はその笑顔を持ってすぐに打ち解けあう。更には卯月のアイドルという夢に向かう笑顔は凛の心を強く揺さぶる

卯月も凛もアイドルとは何か、自分がアイドルになって何が出来るかを明確に想像できているわけではない。特に凛は夢中になれる何かを探す為に飛び込んだようなもの
先の見えない階段を登り始めたばかりの二人。これからどんなシンデレラストーリーを描いていくのか、思いを馳せてしまうような第一話だったね

それにしてもこのプロデューサーは不審者感も高ければ、コミュニケーション能力も低すぎるね!これでどうしてプロデューサー業をしていられるのか……
ただ、この人物について何よりも驚きなのは声優を務める武内駿輔さんが収録当時17歳であったことだ……



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