口下手プロデューサーがトラウマを刺激されて説明不足へ。そしてアイドル達に陰鬱とした空気が漂うこのエピソード
アイドルに向き合ってこなかった罪がプロデューサーに突きつけられているかのようで見ているだけで辛い
それだけに明るい未来に想いを馳せる卯月に癒やされてしまう
今回のプロデューサーは未央や凛、それだけでなく他のアイドルからも逃げている
彼女らは目指すアイドルの形が完全に定まっている訳ではないから、悩める時にプロデューサーが寄り添ってくれないとどうしようもなくなってしまう。他のCPメンバーもそれは同じ
だからこそ、卯月の存在が輝きを見せる
アイドルと目線を合わせて会話出来なくなっていたプロデューサーに対し、卯月は同じ高さの目線でプロデューサーの不調を自身の風邪と重ね合わせる会話をした
又、変わらずアイドルを夢見て、次は笑顔でステージに立ちたいと言う卯月の姿勢はプロデューサーが何を重視しているかを思い出させる
未央と話す際にプロデューサーは隣にしゃがみ目線を合わせた。彼の指先は未央が気付けなかった笑顔を見せた
凛には自身が「何を考えているか」を真摯に話し、目線を近づけて改善を約束した
そういった意味では未央達が求めた丁寧口調やめてみない?という提案はもっと目線を近づけようというものだね
お客さんの笑顔が未央から涙を拭い取らせ、手を取る事を恐れる凛とプロデューサーの手を未央が繋ぎ合わせ、卯月は帰ってきた二人を纏めて抱きとめた
そうして再び三人になったNGがあの日登れなかった階段へ改めて一歩踏み出すラストには思わず感じ入ってしまうね