346プロの大規模なライブ。それはProject:Kroneが輝くために用意された舞台
常務が選んだシンデレラの為に用意された舞踏会では他のアイドルなど脇役
けれど、この話ではその脇役達も別種の輝きが見えてくる構図になっているね
常務とプロデューサーには明確なスタンスの違いが有る
至高のアイドルこそ346に相応しいと考える常務。アイドルもお客も笑顔になり共に楽しむ事を良しとするプロデューサー
スタンスの違いはそれぞれのアイドルに影響する。けれど、CPの凛がkroneに参加したようにそこには完全な断絶が有る訳ではないんだよね
ステージ前に体調を崩す文香。まるで13話の危機を思い起こさせるが今回はそれを乗り越えたCPが居る。裏方の未央含め、今出来ることをやろうとするCPの姿勢はKroneにも伝播していく
終いにはプロジェクトの垣根なく和気藹々とする光景はアイドルが本来持つ輝きを端的に表しているかのよう
そしてTPとしてステージに立った凛
美嘉から受け継いだ掛け声の魔法が未央を通してTPへ。そしてTPは受け継いだ魔法を手に階段を力強く蹴ってステージの階段奥へ…
笑顔を伝播させるアイドルの良さを説く一方で至高のアイドルの良さを凛の成長の形を以って見せる構成は本当に最高ですよ
こうして誰も彼も素晴らしいステージを演出する中で曇りを深める卯月の様子が……
他の面々はピンチという冒険を通して新たな可能性を見つけたのに卯月は前へ進む 事も階段を登りきる事も出来ず。それどころか盛んに口にする「頑張ります!」の言葉が逆に卯月を追い詰めてしまう辛い展開
シンデレラを目指す卯月と彼女を導いてきた魔法使いであるプロデューサーとの間に出来た小さな断絶
お城を出て、階段を降り…。時計の針が12時を指し魔法の時間が終わってしまった中、卯月は何処へ向かうというのだろうか…?