見聞の差が行動の差に如実に現れているね
優しさを持つ少年でありライナーとエレンの遣り取りを直接見たファルコは報復の連鎖を想像しガビの復讐を止めようとする。けれど、そんなものを見ていない、むしろエレンによって壊された物を目の前にしたガビは止まらない
見てきた物の差が二人の行動に差をつける
それは他の様々にも言えるね。
巨体で街や人を踏み潰した光景を見たアルミンの瞳、エレンの表情をクソ野郎の面と評せるリヴァイの経験
マーレを敵としか認識しないフロック達はこの状況を大勝利と喜べるが、中央憲兵との内乱を経たジャン達は人を殺す重さを知っている
だからジャンはサシャが殺されたとしてもガビを殺す意味を見いだせない
調査兵団からの信頼を失い、更にはサシャという尊い仲間の死を前にしたのに失笑したエレン。一方でその表情は単純に笑っているだけとも言い難い
見聞の差が行動の差に表れるなら、この状況で笑うエレンは何を見てきたのだろうと気になってしまう