Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

幾つもの恋物語が温度感を目まぐるしく変えながら展開する今回の話
由紀は「好き」を伝えられない少女だけど、他のメンツも安易に「好き」だなんて言えない。だから別の形をとって言葉に出せない想いを伝えようとする
それぞれの話を誰視点で、そしてどのような温度感で視聴するかで感想g全く異なってくるように思えた

桜が抱く石川への初々しい恋心
端から見れば余りにも判り易いその心模様は応援したくなるね
自信は無いけど、石川から貰ったジャージやレミの存在によって少し頑張ってみようとクッキーを作った桜
ほんの少し何かが始まったかも知れない石川と桜。「サクラ好き?」「好きだよ」の遣り取りに思わず悶そうになる

一方で気になる由紀の心情
大事なものだから口には出せない。大事と伝えられないから離れていってしまう。由紀は相手を思い遣る心が強すぎるのだろうな
そんな彼女が頑張って作ったカップケーキは口に出せなかった「欲しい」「好き」が詰まった不器用な黒焦げ
それを不味いと言いつつ「次に期待!」と言ってのけた石川は格好良いね

たった5日間。されど5日間
いつも一緒に居るのが当たり前になってしまった二人だから離れている状態が落ち着かない。そこに連絡不通まで重なれば尚の事
宮村が帰ってくる日を指折り数え、不幸が有ったのではないかとニュースに怯え……
「バカ」という短い言葉に籠められた愛情の強さに驚かされる

だから堀が自分を曲げて宮村に好かれようとする展開は必然だったのかも
好みでは伝わりきらない。言葉でも限界がある。熱や心臓の音で無いと確信的な何かは伝わらないのかも知れない
一線は越えたけど、これまでの関係を壊さず『お姉ちゃん』も『お兄ちゃん』であることも変わらない。けど、創太から『京子』を貰った
それは堀と宮村が想いを伝えあった結果と呼べるものなのだろうね



Loading...