蓬や夢芽を前にしてのシズムの語りが印象的
「人は自身で理を作る」 理が有るから自由でなくなる。でもそれによって関係を定義できる
暦が稲本とのサシ飲みに躊躇するのも、蓬が夢芽との恋人設定に戸惑うのも関係の定義ができないから。理が曖昧だから一応自由な行動が取れる
人妻とサシ飲みして良いかどうかの理はないし、蓬達と怪獣優生思想が敵対しているという理もない。理が曖昧だからそれに縛られない自由さを持てる
一方で理に縛られてしまう人達も居るね
稲本は何故結婚したのかと悩みを見せるし、ガウマはこの機会をシズム捕獲に活かそうとする。夢芽は叫び声に影響を受けてしまう
水着はプールに入る為の物である理。でも川に入る為に使った蓬達は理に縛られていない。でも、夢芽だけは入らなかった
姉は既に死んでいるという理は動かない。けれど、それが事故であるか自殺であるかで理の意味は変わってくる。それによって夢芽に大きな影響があるなら、夢芽は姉の死を契機に自由を無くしたままと言えるのかもしれないね