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とても良い

慊人は変わり罪を認めた。夾は透が大切だと気付いてしまった
それらの変化は停滞していたら訪れなかったもの
物語が終盤に入った事を示すかのように、今回は夾を中心として自分を変えようと一歩を踏み出す者達が目立った印象だね

慊人の為に慊人の前から居なくなろうとする紅野。それはこれまでと何も変わらない、歩いているけど停滞し続けるような後ろ向きな行動
この意味をありさは変えてみせたね
いつか二人が再会する為の歩みだしに変えてみせた。そうすることでありさは紅野の人生に関わると決めたのだろうね

助かった透に会いに行けない夾。それは臆病から来る停滞
夾からすれば自分より数多くを持っている由希の方が透を守れるだろうと考える。だから由希になりたかったなんて言ってしまう
でも、由希からすれば夾こそ透をきちんと守ってきたように思える
一時期、透を女性として見ようとしていた由希だからこそ、夾にしか出来ない関わり方に焦がれる面があるのかもしれない

由希の激昂は夾が何もしていない、停滞していた訳ではないと教えてくれるもの
そうして歩き出してみれば実は自分を呪縛していた父親こそ停滞していたという事実に出会う。そして母が感じただろう絶望も知る
そうして夾は漸くにして自分の人生に責任を持ち、生きて歩み続けようと思えたのかな

草摩に囚われた女中を置いて歩む慊人、真知に会いたくて駆け出す由希
それらはきっと明るい明日に続いている
同じように夾も透の居る場所へ歩き出した。だから再会した瞬間に本心が明瞭となる。それを自覚できたなら夾はもう逃げないし逃さない。変化への歩みだしを更に始められる
それが勢い良すぎて透共々全力疾走になってるのは笑ってしまうけども



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