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とても良い

透と夾が離れる事を契機として描かれる幾つものお別れ。別れがあれば出会いがある。この最終回で描かれるのはこれまでの日々へのお別れと新しい日々との出会いかな
神様と十二支の宴は終わり、互いを愛し幸福を願い合う宴が始まったのだと感じられる内容だったね

夾が猫憑きの因縁を引き裂くように捨てた数珠を拾う透
夾からすれば自分を縛り付ける物を剥がし自由を得る行動。けれど夾の過去だって透には愛すべき相手。捨てる対象にはならない
同じように、透と夾はこの街から離れるわけだけど、それによって繋がりを捨てるわけではなく、離れても消えない繋がりを大切に抱いていくつもりなのだと伝わってくる会話ばかり

透と夾の門出に対して、様々な言葉を述べる十二支や友人達
二人が居なくなる事を寂しがりつつ、二人の旅立ちを祝っている。燈路の「いっぱい泣いちゃえ」、紅葉の「これからも笑ってくれてなきゃ嫌だ」という台詞はとても良いね
彼らから透がどれほど愛されているかが伝わってくる

透と由希の会話。これは一緒に過ごした日々が終わるお別れ前の会話だから感謝の気持ちが籠められている。一方で新たな始まり前の会話だから、これまでは言えなかった秘した想いを口にする
終わりと始まり、そして感謝の気持ちをこれでもかと籠めた由希の台詞は透を送り出すのにとても相応しい言葉だね

そして辿り着いた幸福な未来の光景。まるで童話のようなめでたしめでたしの最終回
10年以上前に原作を読んだけど、再びのアニメ化なんて望めないと思っていた。だからこそ、この幸せな光景を今見られた事に感無量となってしまうし、これを実現してくれた数多のスタッフさん達には無上の感謝を捧げたくなる
このような素晴らしい作品を作ってくださり本当に有難うございました



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