ファンに塩対応した過去とか、紅華に入ったのに役の希望がない愛の姿勢は不思議だったのだけど、その原因となった過去が想像以上にエグい……
彼女はあの経験の中で親が自分を守る存在ではなく、家も安らぎの場所にならないと知った。だから閉鎖環境であり男が少ない紅華を目指したのか
幼い頃の愛は不躾な質問をする大人を小気味よくあしらい、男子の下世話な発言にも上手く返している。それらは世間から自分を守る壁であり演技だったのだけど、一方で大人にとって都合の良い子供を演じているようなもの
だから家を侵略した男は彼女を反抗しない子供として扱い、自分の欲望を一方的にぶつけたのかもしれない
幼い愛にとって受け流せる限界を超えた侵略の苦痛。保護する者の助けが必要なのに母親は取り合わなかった。愛が幸せな子供を守っても、自分を守ってくれないなら嘘は傍に居られない。でも、それを引きずり出してしまえば愛まで空っぽの存在になってしまう
だからこそ、愛が一番辛い時に自分の場所を守る鍵と自分を守ってくれる場所の鍵をくれた太一に懐いたのかな
だとすれば愛にとってさらさはかなり特別な人間となり得るのかも
第一話で愛はさらさの場所との区切りを作った。なのにさらさは平然と越境していた
再び愛の前に現れた因縁の男性。そんな愛を守る壁になるかのようにさらさは立ち塞がった
さらさは愛を守る場所となるのか、それとも侵略者となるのか。さらさはどう対応するのだろうね