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良い

序盤から奇妙奇天烈な言動を披露していた平安名すみれ。コメディ要員に思われていた彼女だけど、実はは主役を目指し藻掻き苦しむ少女だったようで
その有り様が少し前まで歌えずに苦しんでいたかのんと被る構図は面白いね

一位を取らなければ下りなかった筈の活動許可。それが一位じゃなくても同好会を作れたのは、特別賞という成果を収めたから
目に見える成果は人から認められる根拠になる。逆に言えば成果に望ましいものが無かったり、成果そのものを上げられなければ自他共に認めれられない
これはすみれや以前のかのんに共通する点

ただ、かのんは歌えない成績がそのまま成果となっていたけど、すみれは歌もダンスも出来るのに、その成績が成果に繋がらない
すみれの前に立ち塞がったのは脇役の運命やかのんのカリスマ。見えない成績で計られるからすみれは納得できない
……まあ、その反抗が非常にコメディチックだから面白いのだけど

運命的な脇役のすみれ。人前で歌えなかったかのん
でも、かのんはそれを打ち破った。だから同じように苦しむすみれに必要な言葉が判る
かのんが差し出したセンターの条件と加入の対価はどちらも目に見えないもの。競えばセンターになれるとは限らないし、御守の効果なんてきっとない
でも、見えないなら未来も判らない。歌えないとの烙印を押されていたかのんが歌えたように、すみれが主役になれる日も来るかもしれない
今は夢が目の前になくても、すみれを誘う名刺が遂に差し出されたように、雨の日がずっと続かないように、夢に届く日が来るかもしれない
……それはそれとして、結局「ギャラクシー!」って何だったの?



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