果たしてシンエイ達に平和な街は釣り合うのかと思いきや意外と馴染んでいる様子だったね。それだけに破壊の跡残る広場の語りやクレナの発言で彼らの真意が明かされる後半部には痺れる
彼らはどのようにして生きるを自由と捉えているかがよく判るね
仕事仲間と談笑するライデンも調理教室に馴染むアンジュも他の3人も平和な街の一分かのよう。エルンストは平和と同調する様子を持ってシンエイ達が平和を手にしたと認識しているね。
でも、5人の背中を見るに彼らにとって平和とは遠いものなのだろうなと思ってしまう
共和広場でのセオトとアンジュの会話。それは平和が零れ落ちるように、東屋で周囲と隔絶されるように、平和な街に5人がそれ程染まれていない点が見えてくるね
また、人々に国の威容を見せる軍事パレードも彼らにとっては戦争の足音であり、平和から日常へ揺り戻すスイッチであるのだと察せられるね
彼らにとって自由とは平和ではなく、自分で選ぶ事であり戦い続ける事であり。そういった意味では平和な街を見るのは自由に含まれても、留まるのは自由を差さないのだろうね
ただ、その平和が何も影響しないわけでは無いのは良いね。エルンストが提示した戦争が終わった時。それは彼らにとってまだ想像できないものだけど、自由の為には不可欠なもの
同調していなかったのはシンエイ達だけでなく、フレデリカもそうだったのは面白いね
幼娘に見えた彼女は帝国の遺児。フレデリカは自身を平和ではなく罪人と同調していたけど、それはライデンに一蹴される。代わりに口から出たのは彼女の本願
フレデリカの願いから新たな局面を見せ始めたシンエイ達のこれからが気になるね