予備校の日々を経て遂に受験日へ
ここまで来たら他者と比べてどうのではなく、単純に自分はどのような武器を持っているかを主題としていたね
八虎に足りない物が指摘されるのも武器を手にする為だし、恋ヶ窪が秘密を打ち明けてくれたのも八虎の武器の結果
大葉が見るのはそれぞれの武器。中でも橋田は判りやすいね。理屈先行だけど、この受験を楽しんでいる。そういうメンタルを持っている
対して八虎がこれまで持っていた武器は真面目さと空気が読める力。それが課題対応の助けとなったけど、合格を手にするには足りない
大葉が八虎を挑発気味に諭すくらい、八虎はあと一歩の所まで来ている
八虎が武器を手にするヒントは最も八虎の自分勝手力が発揮された、絵を描き始めた時期、それを見ていた親友から見つかるという展開には胸が熱くなる
八虎の自分勝手が恋ヶ窪にも自分勝手を呼び覚ました。そして八虎の自分勝手を最も知る恋ヶ窪だから、八虎の武器が最も研ぎ澄まされる方法も知っているのか
禁止事項を知ってもそれを使おうとする仲間に対して、八虎は搦め手無し。彼は「実力以外で~」なんて言っていたけど、搦め手を使わずに挑める時点で立派な実力を備えている証左だと思うけれど。八虎が天性的に持つ武器に気付くのは何時になるのだろうね
泣いても笑っても受験で描いた絵が全てを決める。だというのに大きなバツを描いて去った龍二に何が……