15話でルディは「人は変わる」と言った。けれど、17話では決して変わらない大切なものも見えたように思う
今回の話も同じように前半でロキシーの成長が語られつつも、お話そのものは変わらないものへと集約される作りになっているね
ロキシーとノコパラの会話からは特にロキシーの変化が伝わってくるね
昔の自分の未熟を落ち着いて振り返られるようになったなら、それは成熟の証。また、それを語る際のロキシーの仕草からは大人びた色香すら見て取れる
ただ、デッドエンドの名を聞いて過剰に怯えたり、帰省を恐れる姿勢からは自己の中心に関わる部分が未熟なままだとも判るね
だから村へ着いても幼い頃の恐怖は克服できておらず、実家も安息の場所と出来ていない
家族の大切さよりも自分の中の恐怖心や疎外感を優先してしまうから、逆に家族を悲しませてしまう
でも悲しませてしまうなら、自分が居なくなれば両親は喜ぶに違いないとの考えが間違っている事になるわけで…
母の涙、そして自分の涙の中に見つけたのは変わらない大切な想いかな
念話が通じるから家族なのではなく、喜びも悲しみも分かち合えるから家族なのかもしれない。それはきっといつまでも変わらない大切さなのだろうね
最後、青い鳥の如く弟子の痕跡を実家で知るのは面白い構図。いつか、ロキシーとルディが再会する光景も見たいものだね