傷ついたタクトにこれまでに無い感情の揺れを見せた運命に始まり、音楽に関する真意を明かすタクト、そして運命を運命と認めるアンナ
シントラー&地獄との激突という状況の中で全てが善い方へ向かう流れは素晴らしいの一言!
けど、タクトに死亡フラグが立ってない……?
うわ言の中でコゼットの名を呼ぶタクト。この様子からタクトはコゼットの死に向き合いきれていなかった点が見えるね
コゼットの死を整理できず曲を聴かせたい相手を失ったままだから、作曲も上手く行かない。運命をコゼットではない存在だと認めることが出来ない
昔のタクトにあったのは音楽と向き合わない者達への憤りか。皆は音楽を手放したと思うから独りになった
けど、コゼットによって他者と繋がれた。だというのにそのコゼットを失ってしまった。その時から曲を聴かせたい相手は消えてしまった
だから今のタクトに必要なのはコゼットの消失を認め、今は誰に聴かせたいかを見定める事
同様に運命も自身と向き合っているね
タクトの為に楽器を探し、タクト喪失の可能性に動揺した今の運命はタクトへの執着を持っている。後はただ認めるだけ
タクトは運命の名を呼び、運命は自分の心を明確にした。この瞬間に二人は本当のパートナーになれた気がするね
タクトと同じようにコゼットではなく運命と認めたアンナ。それに応えながら姉妹っぽい遣り取りは継続する二人の様子は最高に微笑ましい
タクトは五線譜の先を書き続けると決めたようだけど……。肩の侵食と向かい合う彼は何を考えているのか……