Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

穏やかで賑やかなニューヨークで戯れる運命達。それは別の道を選べば、それこそ別の人生を選べると如実に示しているかのよう
けど、音楽を愛するタクトにとって生きるとはただ穏やかに生き延びるを意味しないのだろうね。だからロッテの諭しに従わない

ロッテが示した運命とタクトの関係性は特異なもの。喰らい合っているのに支え合っている。正に共同体。
運命がD2を倒す、タクトは音楽を取り戻す。その目的の為には互いが協力する必要があるけれど、それによって両者とも大切なものを失う可能性に直面している
タクトは命を、運命はタクトの音を

その真実が明かされた後のお出かけ風景は有り得るかもしれない未来、手に入るかもしれない日常
でも、気を遣われて二人っきりになったのに二人が話すのは音楽の事ばかり。二人にとって音楽は生きる意味そのもの。それを語るということは自分がどう生きるかを語るようなもの

昔のタクトにとって、音楽の無い世界なんて想像できないものだった。今はそれを取り戻そうとしている。でも、運命を介せば自分はその世界に辿り着けないかもしれない
運命も音楽を取り戻した世界での約束に辿り着く為にはタクトの命を使うしか無いが、それでは約束は果たされないかもしれない
二人の目的は喰らい合っているのに支え合っている

偉大なミュージシャンの記念碑。それは音楽も、それを奏でた彼も生き続けていると示しているね。それをタクトと運命が訪れたということはまるでタクトの未来を暗示しているかのようだけど……
タクトが書き連ねている五線譜。それが完成する時が二人にとって未来を決定する時になるかもしれないな……



Loading...